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本気になんかならない

第44章 オーダー

みんなが帰って、キッチンで片付け。
そのうちに、紗波ちゃんを寝かしつけた北里が手伝いに来てくれた。

「和君、ありがとう。
素敵な誕生日にしてくれて」

「俺も楽しかった。
もうあとはこのままでいいよ。
パーティーの名残があって」

「そうね、このテーブルを拭いたらやめにするわ」

「じゃあそのあいだに俺は、」

と、磨き終えたグラスに手を伸ばした。

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