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変態センセイの愛人

第2章 先生





パソコンを修理してもらってから数日後。


北大路さんに見てもらってからパソコンがフリーズすることはなかった。

直って安心したけど、北大路さんに会いたい気持ちはどんどん膨らんでくる。


偶然に会わないかなと思いながら、近辺に出掛けても姿を見ることすらない。


このままでは久しぶりにした恋が近づけることなく終わってしまう。


こうなったらもう一度修理会社に電話を掛けてやる……!


『――いかがなされましたか?』


「この前修理してもらったんですけど、また分からないことがあってお願いしたいんです。

あ、前に担当してもらった人の方が話がしやすいのでその人でお願いしまーす」


『どちらの者が伺いましたか?』


「北大路さんです」

好きな人の名前を口に出すのがなんとなく恥ずかしい。


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