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変態センセイの愛人

第9章 【After Story】変態センセイの恋人




「それでは今日からよろしくお願いしますね」


「こちらこそお世話になります」


一年後。私は再びパソコンスクールに通うことにした。


もっとパソコンのことを勉強して知識をつけたいし、資格も取ってみたい。

その想いで今までよりも上級のコースを受講することにした。


「このコースで使うテキストはこちらになりますね」


机に出されたテキストを手に取ってパラパラと捲ってみると英語や数字がたくさん載っていて分からないことだらけ。

画像での説明はあるものの頭が痛くなりそうだった。



「……ねぇ、全然分からないんだけど。私がこのコースにきて本当に大丈夫かしら……」


受講している人は五人ほどいて、皆パソコンに向かって作業をしていて教室は静かだ。


そんな中、隣の椅子に腰を下ろしたスーツ姿の男性にこっそりと話し掛けた。


「有村さんならできます。頑張ってください。……ねっ、菜月」


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