テキストサイズ

変態センセイの愛人

第3章 悪戯





次の授業がある日。


私は北大路さんに言われたとおりにミニスカートをはいてきた。


この日のために買ったのは白のタイトスカート。

大人の女性を意識してみた。


膝上のスカートは久しぶりでスースーする。


中にパンストやスパッツも履いてこなかったから余計にそう思う。


若い頃はスースーするなんて気にしなかったのに。


今は……落ち着かない。


足があまりみえないようにスカートを伸ばすように引っ張っていたら、北大路さんが隣の椅子に座ってきた。


「おはようございます、有村さん」

「おはよう…ございます……」

他の受講者に見せる笑顔と同じ表情を私に向けてくる。


「今日はワードですかね。あ、ブラインドタッチの練習はしてきました?」


この前の出来事が嘘のようだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ