
take a breather
第14章 Find the answer
控え室に戻ると翔くんにポンと肩を叩かれた
「お疲れさま、頑張ったね」
労いの言葉を掛けてくれたけど
俺は首を横に振った
「頑張ったのは俺じゃなくて翔くんだよ…
俺は何も出来なかった」
「そんなことないよ
智くんは智くんなりに頑張ったでしょ?
あなたの言葉でしっかりと伝えた
それで十分だよ…
後はファンのみんながどう受け止めてくれるか…
こればっかりは俺たちがどうこう出来る問題じゃない
だから信じよ?
俺たち嵐が強い絆で繋がってるように
嵐とファンのみんなも強い絆で繋がってる事を…」
「…うん」
本当は怖い…
メンバーのみんなは全員で決めた事だと言ってくれてるけど
結局は俺が言い出さなければ活動休止にはならなかったんだから…
『5人で嵐』と言ってくれてるのはメンバーだけで
ファンの人にしてみれば
俺が抜けても残りの4人で嵐を続けて欲しいと思ってる人はいるだろう
そういった人たちから
きっと俺は恨まれる…
昨日まで味方でいてくれた人が
敵に回るかもしれない
自業自得とは言え
人から恨まれるのは哀しい事…
「智くん…」
翔くんの両手が俺の両肩を掴んだ
顔を上げると翔くんの優しい笑顔…
「そんな不安そうな顔しないで…
大丈夫だって言ってるでしょ?
あなたの事は俺が…
俺たちが絶対守ってみせるから」
翔くんの言葉でまた不安な思いが飛んでいく
翔くんの言葉はまるで魔法使いの呪文のようだ
「お疲れさま、頑張ったね」
労いの言葉を掛けてくれたけど
俺は首を横に振った
「頑張ったのは俺じゃなくて翔くんだよ…
俺は何も出来なかった」
「そんなことないよ
智くんは智くんなりに頑張ったでしょ?
あなたの言葉でしっかりと伝えた
それで十分だよ…
後はファンのみんながどう受け止めてくれるか…
こればっかりは俺たちがどうこう出来る問題じゃない
だから信じよ?
俺たち嵐が強い絆で繋がってるように
嵐とファンのみんなも強い絆で繋がってる事を…」
「…うん」
本当は怖い…
メンバーのみんなは全員で決めた事だと言ってくれてるけど
結局は俺が言い出さなければ活動休止にはならなかったんだから…
『5人で嵐』と言ってくれてるのはメンバーだけで
ファンの人にしてみれば
俺が抜けても残りの4人で嵐を続けて欲しいと思ってる人はいるだろう
そういった人たちから
きっと俺は恨まれる…
昨日まで味方でいてくれた人が
敵に回るかもしれない
自業自得とは言え
人から恨まれるのは哀しい事…
「智くん…」
翔くんの両手が俺の両肩を掴んだ
顔を上げると翔くんの優しい笑顔…
「そんな不安そうな顔しないで…
大丈夫だって言ってるでしょ?
あなたの事は俺が…
俺たちが絶対守ってみせるから」
翔くんの言葉でまた不安な思いが飛んでいく
翔くんの言葉はまるで魔法使いの呪文のようだ
