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北アルプスの少女と廃寺

第2章 干し草でベッドを作ろう

「あっ!
いっけないんだー
干し草屋さん
歌を出しちゃいけないのよ」


「ふぉ?」


「この場合は大丈夫でしょ。ディスタンスの意味考えたらめちゃくちゃな歌詞になってるし。それに本来の歌を知ってる人も少ないと思う…」


「ふぉ…
ふぉふぉふぉ
こら、貴様ら
この私を年寄り扱いする気かー!」


「この場合も大丈夫でしょ。笑い方が変だし」


「なにが大丈夫だ!
人をこけにしおって!
貴様らにくれてやる干し草などないわー!帰れー!」


「わ、どうしよう?
今回は買いたいな〜」


「どけ青二才、わしが話そう」



「きゃ、おじいさんステキ!」

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