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短編集?

第3章 精子ドナー

「あなたの精子は運動量も満足で

受精に支障がないって先生が判断したんでしょうね」

要は女性の肉体をオナホ代わりにして精液を採る方法

この場合はデリケートな問題がいくつもある

どのようにして採るか

ローションを使ってもよいのか

女性がオーガズムを迎えてもよいのか

それとも事務的に射精しなければいけないのか

そして、さらに回収されるときのプライバシーの問題

諸々の事情から

精子ドナーが普及しても

あまり使われない手法だった

「はい、これ読んでサインして」

彼女がクリアファイルに入れた書類を手渡す

そういった行為の仕様が書かれたA4一枚の紙切れ

これをお互い、声に出して読む必要がある

「それでは、これより精子ドナーの採取を始めます」

こちらから読み始める

「精子提供者、以下ドナーは目の前にいる被提供者に精子を提供します

提供方法は避妊具なしでの膣内への射精、これを1回行います」

彼女は慣れたような手つきで下着を脱ぎ始めた

ベッドに四つん這いになる

「被提供者の生殖器の状態を確認して、問題がなければサインをしてください」

顔を上げると、彼女のアソコが目の前にあった

左手の中指を割れ目に滑らせると

生ぬるい感触とヌメリが糸を引く

手早くサインをする

問題はない

オーガニックではあるが、それ以外はほとんど問われていない

一番シンプルな仕様

裏に隠れている2枚目を取り出して、パンツを脱ぐ

椅子に深く腰掛けて股を開くと、彼女がその間に座った

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