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由奈と生活し始めてから半年。

僕はワンフロア下の階をすっかり占拠し我が空間のように使っていたりする。


……いや、ね？

布類やらなんやらはさすがに置き場所がないと思っていたんだけど。

由奈の持っている部屋は最上階だけではなかった。

スタジオとして使おうかと思って購入したフロアだったらしいが、最上階が思いの外広すぎて全て収まりきってしまったらしい。

ということで、下のフロアは僕の作業場と化している。

「おいヒカリ、依頼殺到してんぞ」

「っ、はい、目通します」

あの日紫乃先生のブランドモデルとして注目を集め、あっという間に僕という存在が拡散された。

SNSと紫乃先生パワー、恐るべし。