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どすけべカメラマンに犯されています!

第12章 きもちいこと、したいです。

くちり、くちゃり、いやらしい水音が室内を支配する。
実際にはそんなに大きな音ではなかったけれど、今はその音が世界の全てだ。

必死に声を殺しながら、息を漏らす。

最初は躊躇していたはずが、どんどん大胆な舌使いになっていく。
聡明さを感じさせる、圧倒的な美。
それがヒカリだ。

淫ら、という言葉とは全くかけ離れた存在なのだ。

それが、その事実がたまらなくて、きっとオレは恍惚とした、滑稽な、腑抜けた顔をしているに違いない。

あまりの快楽に腰がひけそうになりながらも、眉を寄せて耐える。
勿体無いだろ。全て享受しないと。

こんな経験もう二度と出来ないかもしれない。

けぶるようなまつげをふわりと上下させ、こちらを見上げてくる。
本当はこんな光景誰にも見せたくない。

独り占めしたい。

オレだけのものにしてしまいたい。

「っ、」

吐息を漏らしつつ唇片方つりあげて、最上級のシルクのような髪に触れる。

どうしたらこんな髪になるんだろうな、と快楽でぶっ飛びそうになるのを阻止するべく、意識して別の方向に思考を向ける。

あぁ、ダメだ。
おかしくなりそう。
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