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どすけべカメラマンに犯されています!

第7章 ヒカリには責任がある。

由奈からなかなかハイレベルな問題が出題される。

そういえば考えたこともなかったかもしれない。


何故、僕みたいな新参者にこんなにも大きな仕事が来たのか。

「そんな困った顔するなよ。もう少し自分の腕を信用しろ。そうすれば自ずと答えは見えてくるはずだ」

この口ぶりから、由奈はまるで全て理解しているかのようだ。

当の本人である僕は……皆目見当もつかない。

「……CMで起用されたデザインは、MaRiAの方向性とはかけ離れているように感じます」

「おー、そうだな。で?」

「それを、気に入ってくれた……。でも、創業200年の記念ということはMaRiAの世界観を壊しすぎるのも良くないと、思うんです……」

だとしたら矛盾しているように感じる。
真逆のものを、気に入ってくれた。

しかも、僕とのコラボは満場一致だったらしい。

会議に参加した全ての人が、僕という存在を受け入れてくれた。

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