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どすけべカメラマンに犯されています!

第12章 きもちいこと、したいです。

髪をかきあげ、裏側やカリを舌先で舐め上げる様子を目に焼き付けるようにじっと見つめる。

なんですか、と反抗してきそうな表情をしていて、すごくいい。とてもいい。ありがとう。

思わずニチャァっと笑ってしまう。
気持ち悪いおじさんでごめんな。

「っは、」

我慢するつもりだったが小さく吐息が漏れる。
流石に無理だった。
ずっとずっと想いを寄せていたひとに、こんなにいやらしいことをしてもらっているのに我慢できるはずがなかった。

だってなんか、嫌だろ、あんあんしてたら。

とオレは思ってたんだけどヒカリは何だか少し、嬉しそうな顔をした。

「きもちいですか?」

ぺろりと溢れ出る性液を舐めとり、問いかけてくる。

「……見ればわかんだろ」

とたんに気恥ずかしくなり、ふいと顔を逸らした。

なるほど、これが恥ずかしいという感情か。
ヤバいな。
嬉しいやら恥ずかしいやら、こう、なんだ。

余裕がない。

頭が白飛びしてる。ものごとがうまいこと考えられない。
恥ずかしいをあまり知らない人間がその感情を知ってしまった瞬間だった。

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