嵐しょーせつ。Part4
第33章 素晴らしき世界
________10年前、、
和「、、待って〜!」
?「はぁ、、おっそいぞ。」
セミの鳴き声が聞こえるこの暑い季節。
都会育ちの俺は毎年、おばあちゃんの墓参りで夏休みだけ家族で田舎に帰っていた。
兄弟もいない俺は、いつも1人で遊ぶことが多かったけど、ここで俺の中ではかけがえのない友達ができた。
和「、、わぁ、!」
目の前にある石で思いっきりつまずき、俺は転んでしまった。
?「ったく、何やってんだよ。」
呆れながらもこっちに戻ってきてくれたのは
和「、雅紀くん、、」
雅「こんなところで転ぶなよ。」
和「ごめんなさい、、」
雅紀くんは、この街で育った男の子。
俺に川遊びや木の実がいっぱい落ちてるところとかたくさん教えてくれたんだ。
そして、、
?「、、あっ、和也くん!!」
和「あ!翔くんっ!潤くんっ!!智くんっ、!」
智「今年も帰ってきたんだね^_^」
和「うん^_^昨日からね。」
翔「ふふ^_^じゃあ、また遊べるんだね^_^」
和「ふふ^_^」
潤「和也くん、これから魚釣り行くけど行く?」
和「うん!雅紀くんも行こ?」
雅「めんどくせー、、」
翔「いいじゃん^_^雅紀も来てよ^_^」
同じようにこの街で育ってきた3人。
クラスメイトが4人しかいない学校だから、常に一緒なんだって。
なんか、、それが俺にとっては羨ましいことだった。