
友達のままがいい
第7章 エピローグ
―――――いつか別れが来る恋人より死ぬまで側にいられる友達がいい
まだ本当の愛を知らない頃・・・そう思った。
それが彼の傍にいられる最良の方法だと疑いもしなかった。
だけどそれは間違えだと大人になって気がついた。
遠回りしたのかもしれない。
寄り道をしたのかもしれない。
だけど、それがあったから今がある。
今よりまだまだ子供だったあの頃につきあっていたら本当に終わりがあったのかもしれない…
今だから、永遠の未来が見えるのかもしれない…
友達がいい・・・
友達でいい・・・
でも、やっぱり恋人がいい・・・
完
