Kissシリーズ
第40章 甘々なキス・1
「ん~。お前、どうするんだ?」
「…料理専門学校に進もうかと思ってる。そしていずれは有名レストランで働こうかと」
「お前らしいな」
後ろで微笑むのが、気配で笑った。
そして頬に唇の感触…。
アタシはゆっくりと振り返る。
彼の優しい笑顔が、間近にあった。
そのまま重なる唇。
…何だかアタシ達のキスって、いっつもこう。
料理をしている時、彼がこうやって絡んでくるから…。
「…なあ」
「何?」
「将来はオレ専門の料理人って、どうだ?」
「……それってプロポーズ?」
「まあ、そんなもんだ」
にかっと天真爛漫な笑顔になられると、こっちが困るんですけど…。
「いやさ、正直。お前の作る料理に惚れててさ」
「…料理を作っている、アタシではなく?」
「今はお前だけど、昔は料理の方だったなぁ」
ドコッ!
「うごっ!」
彼の腹に肘鉄をくらわせ、アタシは料理を再開させた。
「いっいや、だからさっ。お前の料理を食って、惚れて。また食べる為にサッカー頑張ったんだよ」
「…料理専門学校に進もうかと思ってる。そしていずれは有名レストランで働こうかと」
「お前らしいな」
後ろで微笑むのが、気配で笑った。
そして頬に唇の感触…。
アタシはゆっくりと振り返る。
彼の優しい笑顔が、間近にあった。
そのまま重なる唇。
…何だかアタシ達のキスって、いっつもこう。
料理をしている時、彼がこうやって絡んでくるから…。
「…なあ」
「何?」
「将来はオレ専門の料理人って、どうだ?」
「……それってプロポーズ?」
「まあ、そんなもんだ」
にかっと天真爛漫な笑顔になられると、こっちが困るんですけど…。
「いやさ、正直。お前の作る料理に惚れててさ」
「…料理を作っている、アタシではなく?」
「今はお前だけど、昔は料理の方だったなぁ」
ドコッ!
「うごっ!」
彼の腹に肘鉄をくらわせ、アタシは料理を再開させた。
「いっいや、だからさっ。お前の料理を食って、惚れて。また食べる為にサッカー頑張ったんだよ」