テキストサイズ

ソレは、そっと降り積もる・・・。

第18章  障害物狂想曲━ インセンシブルメンテ ━

  


「ア゛ッ・・・ぁああ。」


 痛みと快楽に身体が揺さぶられながらシーツを握って時間が過ぎて行くのを待つしかない。

 コンコン ドアがノックされた。


「おっと・・・・・・そろそろ、時間だな。」


「ぅう゛・・・・・・っ」


「〝黒髪の乙女〟、情けをかけてやる。〝今回は〟っ。」


 ジュク ジュプ 律動が切羽詰まっていくなかで囁かれて身体に力が入る。


「おいっ!外に、出してやるって・・・いってるのに、、、締めてんじゃねぇ。」


「や、あぁ・・・ッ」


 男の腕を掴んで訴える。


「っ、だから・・・締めんなッ。」


「やっ、ぁああっ!!」


 牡がビクンッとナカで震えるのを感じて意識を手放した。


 》 》 *


「すぐに、先生を呼んで!」


「はいっ!!」


 看護師は、部屋を走って出て行く。


  

ストーリーメニュー

TOPTOPへ