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「そうですか･･･お気を付けて。」


「ミエリアは、どうした？」


　姿が見えなければ見えないで心配だ。


「ただいま、所用で出掛けております。」


「お前を、置いてか？」


「私は、ジュリアスさまを〝見ているよう〟言われましたので。」


「〝俺を〟？？」


「はい。」


「そうか･･･薬を、飲ませたからだな。」


「えっ！？〝クスリ〟･･･ですか？」


　後ろの執事は、当然ながら驚いている。


「申し訳ありません。主がしたことは、全て支持しておりますゆえ。」


「いったい、〝なにが〟あった？」


「それは、帰ってからご確認を。しかしこれだけは、覚えておいて下さい･･･ジュリアスさま。」


「なんだ。」


「情を交わしたのですから、ミエリアさまをどうどお捨てになりませんように。」