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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第3章   〝偽装結婚〟・・・?

  


 迫り来る快楽の絶頂に怯えて彼女は、手を握り締めて顔を強くシーツに付けている。

 ぐちゅ ジュプゥ 蜜は、止め処なく溢れている。


「アッ、いやっ!ッ、ヤアァァッ!!」


 ビクンッと大きく身体が跳ねる。ナカは、指を締め付けて痙攣していた。


「んっ、・・・あ。ぁああ・・・・・・」


「指だけでイッたのか。感度が良すぎるのも考え物だな。」


 腕を放して仰向けにさせて唇を重ねる。


「(やっ・・・・・・)」


「珱月。挿れるぞ。」


 絶頂で震えている彼女に声を掛ける。脚は、力なく開かれた。


「もう、やめて・・・・・・」


「珱月、〝愛している〟。」


 瞳を見つめて囁いた。


「っ、嘘・・・つかないで・・・・・・」


「〝嘘〟?君には、そう訊こえるのか?」


 黒い瞳がジッと見つめ返してくる。


  

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