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　重臣たちは、ジュリアスに矢継ぎ早に訊いている。


「皆さま。俺は、彼女を妻にします。」


「いったい･･･なにを考えているのだ。」

「ジュリアス殿。あなたは、この国を支える１人になるのだと理解しておりますか？」

「そうです。あなたは、自分の立場を判っておいでなのですか？」


「それなりに、理解しているつもりです。しかしかながら彼女を妻に迎えるより仕方のない事象が発生しております。」


「いったい、なんだと言うのですか。」

「そんなに大変なことなのですか？」


「はい。実は、彼女の純潔を頂いてしまいまして･･･妻として迎えるより他ないのです。他国の少女ですから･･･外交問題にならないやり方は、これくらいです･･･。」


　ハッキリと頭でっかちな父親の小判鮫共に親友が告げていてスッキリした。