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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第29章   愛を注ぐ

  


「制服がシワになります。」


「そうだな。」


「脱いで下さい。」


「脱がせてくれるのか?」


「へぇっ?!!」


「はは、全く・・・(こういう反応が)厄介だな。」


「あの、ジュリアス・・・さん?」


「着替える。」


 彼女をからかうのも悪いと思って離れてベッドに足を降ろした。


「?!!」


「・・・します。」


「んん??
(な、んだ・・・?)」


 袖をグイッと引っ張られて驚いたしボソッと言われて驚いた。


「脱ぐの、っお手伝い・・・します。」


(「手が震えてるぞ。無理なんかしなくっていいから。」)
  ↑
((正しい紳士の返答。))

「そっか。じゃあ、遠慮なくしてもらおうか。」
  ↓
((宜しくない男性としての返答。))


「はいっ、が・・・頑張りますっ!!」


  

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