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ソレは、そっと降り積もる・・・。

第8章  国の仕来り

  


「このままでは、辛いだろう?熱を、発散させてやるぞ。」


「あっ・・・・・・あ。」


 熱を帯びてエメラルドの瞳が獣のようにギラギラと光っている。心が追い付かないのに身体だけを何度も重ねてしまっている。
 彼に出逢うまで自分は、処女だったしこんなに性に積極的になるとは思ってもいなかった。しかしいまでは、拒んでも酷い折檻を受けても彼に触れられると考えてしまうと身体が切なくて・・・火照って仕方がない。
 彼の言うとおりだ。〝嫌だ嫌だ〟と言いながらも結局は、受け入れて快楽に堕ちている。
 〝嫌なら〟拒み切ればいい。でも・・・・・・どうしても、出来ない。


「珱月?
(いじめすぎたか?)」


「・・・こ、」


「ん?〝こ〟?」


「〝こ、子どもを産むなら女の子に〟っ・・・と、、、言われまして・・・・・・ッ」


 行為をしていて今さら恥ずかしいなど・・・


  

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