テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第48章 両思いの夜

から笑しかできない私は笑いながら、起きてる親雅に無条件で抱きしめられながらこの状況に甘んじた。


親雅も、自分が起きてる事がばれてる事もわかってて、力を込めたんだと思うと…身体を外せなかった。


『子泣きじじいチカ』


このままにするのも本当は、逞を裏切ってる気持ちで罪悪感が募るだけなのに、親雅を振り払えないでいる自分が嫌になる。


親雅の腕を撫でると、親雅に手を握られビクンとした。

ギュッと握られて気づく。

逞と私の会話を聞いてたんだって…

切なさが込み上げて、その手を握り返すと、親雅は私の手の甲を親指で撫でていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ