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恋のハードル高し!!

第48章 両思いの夜

「…キツイ振り方だな。少し、考えさせて?」



そう言った親雅は、布団にもぐった。
私はその親雅をただ見下ろしていた。

キツイ言い方…だったのかな。
他人から『付き合ってる』って聞くより、よっぽど向き合ってると思うけど。


それに逞は…
親雅が『わかった』と言うまで、付き合ったりはしないだろうから。


結局、親雅の返答待ちだろう。



「ミラ、部屋で寝ろ。」


「未来…ここに、居ろ。今日くらい。」


動く気配すらない布団を被ったままの親雅に、そう言われると、立ち上がらろうとする態勢で止まる。

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