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恋のハードル高し!!

第49章 迎えた朝

「逞くんって、あんな感じなの?」


「ん?まぁ、多重人格者だね。さ、ほっといて行こう!」



ポーっとするすみれを横目で笑いながら、駅に向かう。

その私の襟をぐっと掴むのは国重で。



「止めてこいよ。」



と、後ろに引っ張られて…みんなはすみれを囲うように歩き出す。

まったく。
同じ女でこうも扱いが違うんだから!!

お姫様と召使か!!

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