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恋のハードル高し!!

第10章 グロス

「女の化粧ポーチには必ず入ってるだろ?」



そう言って、逞は私の顎を掴み上げ上をむかされた。じっと私の唇を見ながら、グロスを唇に落とし塗る。

慣れた…と言うのか、視線がエロいと言うのか…変に意識してしまう。



「ちょ…タク。」


「動くなよ、はみ出るだろ?」



そのまま塗り続ける逞に、されるがまま。塗り終わると、目を細めて笑う逞が言った。



「俺はこの方が可愛いと思うよ?」

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