テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第10章 グロス

何故か謝ってしまうのは、逞が保護者のようにあれこれうるさいせい。母親よりも母親だったりする。


渡したグロスを開け、蓋につくブラシをジッと見ていた。初めて見たグロスを観察していたのだろう。チョット可笑しくて笑えた。


私に『ポーチを持て』と言う逞は、明らかに女の子を生態を知っている物言いだった癖に、品物は初めて触ったようだったから。



「不思議?!」


「あ…て言うか、チューブ型のしか知らなくて。」


「知ってんのかよ!!」



こいつ…
もしや夜な夜な化粧を?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ