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恋のハードル高し!!

第14章 災難

振られたからって、文句なんて言いたく無い。

自分が見にくくなるだけじゃん?!
嫉妬してるだけで、妬んでる女になんかなりたくないのに!!



「そんな事言いたかったんじゃないのに!!良い思い出にして、次の恋がしたかっただけなのに。」


「ミラ…解ってるから、泣いとけ。あんな電話掛かってきたら、普通にブチ切れるって!!な?」


「なんでいつも私が悪いのよぉ。つうか、誰から番号聞いたんだよ!!」



逞は私の頭をポンポンと優しく撫でてくれたが、その優しささえ苦しかった。

結局誰から番号を入手したかも言わず、一方的に切ったあの電話には心底腹が立つ。

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