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恋のハードル高し!!

第18章 『ダーリン』&『ハニー』

着いてこようとする子達を丁寧に断わる逞は、凄く紳士的でかっこよかった。


奥まった校舎の間に連れてこられ、手を離された。


「はぁ…ミラさぁ、チカの事言える立場じゃねぇよ?泣いてるから心配したのに、告られに行くとか…バカにし過ぎだろ!!そいつに慰めてもらえよ。」


「だって、告られると思わなかったんだもん!!」


「バカじゃねぇの?付き合いきれない。」


「でも、タクが良い!!弱いとこ晒して泣くなら、タクが良い。」


「…何だそれ。」


「泣くなら、タクの前だけが良い。」

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