テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第18章 『ダーリン』&『ハニー』

振った…そういいつつ『友達』なんて言ったら、逞の怒りが再浮上確定だよ!!


って、何故このタイミングで真後ろにいるの?!


私は逞に頬を引き攣らせ苦笑すると、視線を逸らされ、離れて行こうとする。


今ここで離れたら、数十分前に逆戻りになる!!


そう思って、私は逞の手に手を伸ばし、ぎゅっと握った。

逞は私の手を見た後、目を見開いて私の顔に視線を向ける。


「隣にいて。」


それしか言えない私に、逞は優しい顔をして、手を握り返しその場に止まってくれた。
手は放す事無く繋がれていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ