テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第22章 ヤキモチと嫉妬

私が百合奈に抱く劣等感よりも、彼女が私に抱く嫌悪感の方が…確実に大きい。



「襲うかよ!!こんな男女!!」



そう笑って親雅は、私を見る事なくみんなのいるカレーと飯盒の方へと行った。


こうして私は親雅に選ばれる事は無い。



「ヤダよ…。」



小さくつぶやいた私の声なんて届くはずもなく、逞だけに聞こえていたと思う。

香ばしい香りが漂い、魚の脂が滴り落ちる…


「焼けたよ!!乾杯しよ!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ