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恋のハードル高し!!

第23章 早朝

部屋で1人でいると、帰りの車の中で見た、親雅の首についた『赤い跡』が目に焼き付いていた。

私が寝てる時に王様ゲームをしたと言っていたけど、「誰につけられた?」なんて聞けなかった。


私の前に座った親雅の肩に頭を乗せる百合奈を、ただ後ろから見る事しか出来なくて、ただじっと…『幸せなんだろう』そう思っていた。
ただじっと…ただ純粋に…百合奈の気持ちを感じてた。


昨日言ってた
『やだって言うなら別れる』
には…意味が無いんだろう。


バカな奴。
いつまで引きずってるんだろう。
さっさと忘れろよ!!



『私』

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