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恋のハードル高し!!

第26章 奇行

私の髪を切ってスッキリしたのか、親雅の重みが背中から消えた。


「…み…らい。」


さっきまで笑ってた親雅が、不意に私の顔に手を当て覗き込んで来た。

床には私の流した涙が溜まって、切られた髪の毛が痛いくらい刺さってた。



「ご…。」



口篭る親雅を見る事なく起き上がった。

謝ったって許せる事じゃない。


頭をなで触ると、本当に短くなっていた。幼馴染のなかで…一番短いであろう。

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