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恋のハードル高し!!

第26章 奇行

「…またタクかよ。動いたら血が出るよ?!」



ぐっと床に顔を押し付けられた私は、髪を切る音が耳に入るだけだった。

何で、私が親雅にこんな事されなきゃいけないの?!


そんな思いの中、じっとされるがまま…涙がでた。



「坊主にしてこいよ?!アツシ見たいに線入れて。」



そこまでして…私を男にしたいのかと思うと、自分の初恋が間違いだったんじゃないかと思った。

ううん、女という性自体が間違えなんじゃないかと。

床には大量の髪が散らばっていて…どうしても、親雅を許せる気にはなれなかった。

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