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恋のハードル高し!!

第26章 奇行

少しすると、チャイムが鳴り響き続いたと思いきや、物凄い足音をたてて階段を登って来る音がした。


「ミラ!!…ミラ!!」


叫ぶ声は逞だとすぐにわかった。

元々空いていたドアを大きく開くと、汗をかいた逞が、固まって私を凝視していた。


「…な…っ!!」


「切られた。」



これでも昨夜、私にキスをした男のする事なのだろうか?!

『女と思いたくない』相手にキスをするのだろうか?!

彼女がいるのに…私は一体、親雅の何なんだろう。

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