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恋のハードル高し!!

第30章 頭痛の種

「いいよ、俺が連れて帰るから。」


逞に腕を掴まれ、引き上げられると頭がぼうっとした。

号泣し出したせいで、目も頭も痛い。


逞に抱えられる様にして砂浜を歩き、着替えてから帰るかと言われたが、頭痛が酷くてそれどころではなく、終いには逞におぶさって別荘に帰った。


逞が別荘の鍵を開けたのまでは…


確かに記憶があった。


「タク、ありがとうね?」


「気にするな。」


そんな会話をしたんだ。

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