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恋のハードル高し!!

第34章 選択

『笑うとこじゃないから。』


きゃっきゃと笑う私に、冷静なツッコミをする先輩に申し訳ない。

夏休み前に私に『好きだ』と言ってくれた貴重な人材なのだから。


「すみません。」

『で?どんだけ焼けた?!真っ黒?!』

「実は…ほとんど焼けてないんです。」

『…海行った意味ないよね?』

「…言わないで下さい。」

『じゃ、焼き行く?』

「え?」

『バイトの先輩から譲り受けたプール付きの遊園地ペアチケット!!』

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