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恋のハードル高し!!

第35章 初めての…

「…もしかして、 上着持って来なかった?」



うんと頷くと、先輩は頭に手をおいて気まずそうに言った。



「言っとけばよかったね、気がつかなくてごめん。」


「いや、気付かなかった私が悪いんで…。」


「ちょっと待ってて?」



そう言って先輩は売店に向かって行った。

先輩は凄い。
ごめんって言ってくれる優しさが嬉しかった。

私の周りには「馬鹿だな?」って笑う奴らしかいないのに、ちゃんと女の子扱いをしてくれる。

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