テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第35章 初めての…

「…期待する贈呈品が、ダサいTシャツって、渡す私のプライドにも関わるし、先輩がそれを喜ぶのも…先輩のファン達に申し訳ないので辞退します。」


「オイオイ、期待すらさせない気?」



なんて先輩は笑うけど…苦笑しかできない。

『期待してもいい?』と聞かれてる気がして…て、『するよ』って言ってるんだけど。

それは、ちょっと…嫌ではないけど、うんなんて言えないし、言った時点で『付き合う』そんな感じになるよね?!



「じゃ、乗っちゃいますか?!」


「昼食前に乗らないと、絶叫系は危険だ!!」


そう、先輩は私の手を引いて歩き出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ