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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

家の前まで無言で来たのに、ふとそんな事を言うから、私は逞を見つめた。


「大事な人が出来たって…俺らよりも。」


「タク!!」



別にそんなんじゃ無い。
比較の対象じゃ無い!!

先輩は…異色だけど、特別じゃ無い!!
逞のいう『大事な人』なんかじゃないのに。



「…ミラ…チカ以外の奴なら誰でも良くなった?」



何を言っているのか、意味がわからない。

告ろうとすれば口を塞がれて、先輩の事は何だか誤解してるみたいだし。

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