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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

家から漏れる明かりでハッキリと表情が見えるのに、逞は感情を顔には出さずに眈々と言った。


怖い。
このまま…壊れそうで怖い。



「まぁいいや。」



そう言って振り返る逞を呼び止めても、振り向く事なく去ろうとする逞の腕を掴んでいた。


私も必死だった。

逞を酷く傷つけた事は分かったから。



「言い訳とか別に聞きたいわけじゃないし、みんなはどうか知らないけど、俺はただ…ミラが心配だっただけだから。…元気そうでよかった。」



またもや眈々と言った逞に、腕を振り払われた。

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