テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第37章 終わりを告げる告白

「て、すみれちゃんが泣きそうじゃん?!」



涙目で見上げるすみれのほうが、今にも泣き出しそうで…笑っちゃう。



「ありがと、心配してくれて。大丈夫、泣かないよ?タクとも…ちゃんと仲直りするから、ね?」



すみれは不思議。

何で私の気持ちを先に表現するんだろう。


おかげで泣かずに済んだけど。


友達と…幼馴染の逞と喧嘩しただけでこんな思いになるんだったら、彼氏との喧嘩や別れは…こんなの比じゃないんだろうな。


百合奈が、私を鬱陶しく思うのは、こう言う感情が先立つからなんだろう。
喧嘩や別れの原因になりそうな私を排除したいんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ