テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第38章 似たもの同士

「有難うございました。」


お礼を言って保健室を出ると、私も逞も目をあわせた。



「マジソックリ過ぎて笑えねぇ。」


「…何が。」


「暴力的な所?」


「こんな事…するつもりなかったもん!!」


「でも実際やったじゃん。…チカだって、本当はするつもりなかったのかもだし。」



逞は…親雅のフォローをしているのか、それとも私がやった行為を責めているのか。

私は俯いて、歩く逞の後ろを追った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ