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恋のハードル高し!!

第38章 似たもの同士

駅まで来ても、逞はガンとして私の話を聞く気も…ましてや向き合う気もないらしく、背を向けて立っていた。

何度前に回っても、そっぽを向かれる始末。

電車に乗り込むと、逞は振り返り私と目を合わせた。

車両が混んでいるからだろうが、このチャンスを逃すものかと、ピッタリくっついた。


「タク、話があるんだけど…。」


「携帯鳴ってるよ?」


「え?あ、うん。」



出発の合図がなると、ポンっと逞に押され…


え?!

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