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恋のハードル高し!!

第42章 スミレの恋

失恋に加えて、過去を私に話すのは勇気がいることなんだ。

私もずっとそう思っていたから。



「するはずないじゃん。すみれちゃん。」



そう言って、震えるすみれの手を包んだ。
この小さいてを、その先生がまやかしで包んだと思うと悔しくなる。

ギュッと力を入れると、フフッと笑ながらすみれは涙を流して握り返してきた。



「次は幸せになれる恋が出来たらいいね。」


「うん、ありがとう未来ちゃん。」


多分、すみれはずっとこの気持ちを引きずるんじゃないかと思う。あの指輪を身につけてる間はずっと。

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