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ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

「ぎぃやあああ!!」



「……………っ!!」

「マックスの声だ…!!」


曲がり角の奥から聞こえたのは
仲間の断末魔だった。


マックスが殺られた!?


「おい!ターゲットは一般人
じゃねぇのかよ!」


「いや、一般人だ…」


一般人だ…そうだと聞いてる。

俺達が、殺られるわけなんて絶対にないはず。


「銃を所持している可能性があるぞ。もしかしたら、強力なものかも知れない」


「ちくしょう…マックス!!」


もう一度曲がり角の方へ目をやる。


さっきまでのが嘘のように静まり返る廊下。


“行くぞ“


ゼスチャーを出しながら
慎重に進んでいく。


男1人にこんなに手こずるなんて…。


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