テキストサイズ

ふぃくしょんエッチ

第3章 トウメイニンゲン

だけど、いくら探しても息子の
名前は無かった。


『はは…は…』


そうさ。
ジェーンはまだ生きてるんだから
こんな所にいるわけ無いじゃないか


何やってんだよ…俺は……


出よう…この部屋から…

そう思って扉を開けると
バァンと何かに衝突する。


意外な衝撃に軽く俺の体が
吹っ飛ぶ。


『うっ………』


いってぇ…


「おいおい!ちゃんと運べよ!
遺体が落ちちまったじゃねぇか」

「う〜いたー……す、すみません…」


ぶつかった相手も派手に転げたらしく
タンカーで運んでいたはずの
遺体がゴロリと床に落ちていた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ