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ふぃくしょんエッチ

第4章 愛神さま!!

「だから、これは…」


カッカッカッと黒板を走るチョークの音が聞こえる。


やる気のない先生も先生なら生徒も生徒だ

うるさくはないものの
寝ていたり、ケータイをいじったり…
内職をしているのがほとんど。


葵も当然その1人であった。


頬杖をつきながら今日の朝のことを考える


いや、むしろそれしか考えていない。


シャープペンを握り…離し…
また握り…離し…。


「ちょっと葵ちゃんったら!
そんなに思い詰めたような顔して…どうしたの?」


ついに見るに耐えなくなったマリは
葵に囁いた。


マリは葵の席の隣の子だ。


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