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オオカミは淫らな仔羊に欲情する

第27章 特別な場所

 
 その 『――風呂場でおっ始めたりはしない』
 という言葉は守られたが……。
  
  
「あ、あぁン ―― も、だめ……む、り……」

「まだまだぁっ!」


 ホテルのリビングでひと仕事終えた竜二さんに
 再び組み敷かれて ――、
  
  
「あ……はぁ はぁ はぁ んン……」


 現在、3ラウンド目の真っ最中。
  
  
「……前、見てみ?」


 と、促されて、そちらへ目を向ければ。
  
  
「あ ―― も、や、ぁっ……りゅじのばかぁ……」


 そこには、壁一面の鏡があって。
  
 竜二の……を、自らの奥深くへ咥え込み、
 淫らに腰を振る自分の姿。


「いや、バカって言われてもなぁ……あやのナカ
 すっげー気持ちい」
 
「ん ―― わたしもおなじ……」


 背後位(背面位?)からそのまま上体を
 持ち上げられ後ろへ倒されるような格好になって。
 
 背面騎乗位に。
 
 このスタイル、さっきより結合部がモロに見えて
 めっちゃ恥ずかしい!
 
 
「ちょ、りゅじ ――」

「うわっ。今、すげーナカ締まったな。このスタイル
 好きか」
 
「好きとか嫌いじゃなくて……めっちゃ恥ずかしい」

「でも、気持ちいいだろ。蜜も溢れ出てる……」
  
   
 ……気持ちイイ、すっごく気持ちいいけど、
 大概にしてくれないと、
 明後日の授業に出られなくなっちゃう!
  
 そんな事をぼんやり考えているうち、
 とどめらしい強い突き上げを2~3度繰り返され、
 私は真っ白な世界へ放り出された。

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