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夜の影

第4章 イン・ザ・ルーム

【翔side】

胸 のところでは、指がさっきからずっと柔らかく動いてて。

下 着 の上でも、別の手がゆっくり動いて、撫 で 始める。

既に小さな布に納まってるのが窮屈に感じるから。
きっと、もう先端が 濡 れ て、湿ってる。

そう、思った途端にゴムのところを引っ張られて。

頭が 下 着 の外に出た。

「あっ」

直に触られた先端が、ぬるぬる滑る。

恥ずかしくて、顔が熱くて、躰 も 熱くて。
どうしていいかわからない。

声を我慢して 唇 を噛んだまま、どうしようもないから首を横に振ってみる。





優しい触り方…。
ああ、俺、このまま流されていいのか…?

どうしよう…。
心臓がドキドキしてる。

「俺のも触ってみな
おんなじだから」

サトシの手が一瞬『俺』から離れて、手を取られた。

導かれて触れたそこは、俺と同じで。

サトシが 下 着 を下げたから、直に触れると。
同じように、ぬるぬると滑った。

「な、おんなじだろ」

ふにゃっと笑う。

うん、おんなじ。

首だけ縦に振って頷いた。




「脱 ご う ぜ」

言って、Tシャツを 脱 が せ て くれる。

サトシが上を 脱 い で いるときに、絡んでいた 脚 を解いて 下 着 は自分で 脱 い だ。
なんとなく、脱 がされるのが 恥ずかしくて。

「くっ、お前
変なとこがマジメで可笑しいな」

くくく、と笑って、サトシも全部 脱 い だ。






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