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甘いキスを君に

第3章 仕事

自分の気持ちに蓋をして、俺は次々と案内を進めた。

「先輩、どうやって社内のこと覚えたんですか?」

ふと、彼女が俺に話しかける。

「俺は毎日早めに出社して、社内を歩いた」

「そうなんですね!」

彼女は優しく笑いながら俺のことを見ていた。

それに、先程から先輩、と呼ばれていて少しだけ嬉しい。

その反面、少し照れくさい。

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