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甘いキスを君に

第8章 先輩

先輩が自宅謹慎処分を受けてから、早くも一週間。

商品開発課には、重い空気が流れていた。

私の他にも先輩を慕っている後輩はたくさんいる。

先輩がミスをしてないことくらい、同じ課に務めている私たちは知っている。

だけど、下手に何かを言えば言い訳と捉えられてしまう。

だから、私たち後輩は何も言わずに先輩の復帰を待っている。

先輩が自宅謹慎処分を言われた時、私たち後輩は目の前が真っ暗になった。

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